教育理念
親と子と先生がともに学ぶ
教育方針
・自由で豊かな環境で安心して遊びこむ
・生活保育を通じて基礎を身につける
・もったいないの精神を養う
やる気は、誰の心の中にもあるのでしょうか?
あります。子どもの心の中には、誰にでもあります。何でもいい、何か生活の素材を準備しておくと、子どもたちはすぐに飛びついてきて、本気で取り組み始めます。この「やる気」がとても大切なのです。
やる気をなくした時も大丈夫、ほめてあげると100%、やる気がわいて出てきます。好奇心おう盛で何でも一番でないと気がすまない時期に「やったんだ」という自信をしっかり身につけさせること、これが世の中を生き抜くための生活力と集中力を養う原動力になるのです。
つまり「やる気」とは、
幼児期において十分に遊び込むこと
で生み出されるものなのです。
富士見幼稚園の生活は、毎日が生き生きしています。たきぎを燃やし、木を組み立て、園庭を走り回り、 小動物をかわいがり、動物の死に直面してお墓をつくり、種まきをして収穫する…。
小さくても子どもたちは日々成長し、現実の世界に向かって走り始めています。必要に応じて数を数え、文字を使い、ケンカをしたり、仲良しになったり、泣いたり笑ったり、一人の人間として、その日その日をまさに生き抜いているのです。
大人社会のありのままの姿を空気のように吸っては吐いて、子どもたちは成長していきます。1977年4月の開園からずっと、私はそんなエネルギーに満ち満ちた園児たちの息吹のようなものを感じ続けてきました。
ふじみの卒業生たちは皆、実社会で活躍しています。各分野でがんばっている卒業生たちの活躍を耳にするたび、私はいつもうれしい気持ちでいっぱいになります。
私たちといっしょに「ふじみっ子」を育てましょう!
東京都浅草出身/昭和17年12月14日生まれ
幼い頃地元山谷でドラッグに溺れていく人を目の当たりにし、“こんな人間をつくりたくない” という強い想いから、未来の人間教育のための幼稚園を創設。戦後の教訓を生かし、学力よりも「手仕事」≒自分の人生をしっかり生きられる子、を育てるため 47年間幼児教育一筋で現場に向き合ってきた。
365日草履を履き脚力を鍛えながら現在も現役で、日本全国教材集めや遠足地探しのため飛び回っている。(スマホは持っていないが起床時間からラジオは欠かさず、また様々な場所でチラシを隅から隅までもらい、全てに目を通し、情報収集を行っている)
直近では肝油ドロップの『健康教育』雑誌に掲載(2023.9.)、47年間の実践をまとめた『野外教育』出版(2023.8.)、読売プルデンシャル福祉文化賞受賞*(2004.4.) etc.
*読売プルデンシャル福祉文化賞:読売新聞社と読売光と愛の事業団が主催する賞です。2003年に開設され文化創造をめざす賞として知られています。現在は読売福祉文化賞に名称を変更。
気になる!富士見のギモン!シツモン!!
幼児教育要領 第1章 第1-2には次のように明記されています。
幼児の自発的な活動としての遊びは,心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して,遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。
この「遊びを通した学び」について、私たちは人格が育つ大切な幼少期に“頭”ではなく“心”の良い子を育てることが重要だと考えます。
だからこそ富士見幼稚園は自然豊かな環境で「生活遊び」を取り入れ、たとえ運動会の玉入れだとしても子どもたちで“片付け”まで行う子を育てています。
この、まさに“根っこ”の教育が大人になったとき、自立するために重要な、土の下の良質な“地盤”を作ってくれると考えるのです。
カラダとアタマを使う・良い絵をみる・良い音楽を聴く・バランスの取れた良いものを食べる・人の話を聞く・現場を見て世の中を知る・世界に目を向ける...
といった自由な環境のもと、
日々の「生活遊び」を通じて生きていくために必要な生活技能の基礎を、無理なく、自然に遊びを通して身に着けています。